睡眠専門外来

24時間型社会の日本では、さまざまな睡眠の問題が認められるようになりました。その原因も単一ではなく、複合的な要因が重なって発現することも稀ではありません。

当院は学会登録医療機関に認定され、専門スタッフにより、診察、検査、治療を行っております。下記のような症状でお困りの方は、当院睡眠専門外来へ御相談ください。

睡眠関連疾患について

このような症状の方はご相談ください。

  • 仕事中、授業中に突然寝込んでしまう、あるいは眠気が強く集中できない。
  • 夜間眠っている時に夢を見て突然大声をあげたり手足が動く、あるいは歩き回ってしまう。
  • 睡眠中あるいは、床に入ろうとすると腕や脚がぴくぴくけいれんしてしまう。
  • 床に入ると脚が火照る、あるいはむずむずしてしまい寝つくことができない。稀に腕や背中に生じることもある。
  • 決められた時間に起床できない。睡眠の時間帯が少しずつ遅れていく、あるいは昼夜が逆転してしまう。
当院で診療している主な疾患
  • 過眠症(ナルコレプシー、睡眠不足症候群など)
  • レム睡眠行動障害
  • 睡眠時遊行症
  • むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害、入眠時固有脊髄ミオクローヌス
  • 睡眠・覚醒相後退障害、不規則睡眠・覚醒リズム障害、非24時間睡眠・覚醒リズム障害
  • 不眠症
  • その他の睡眠関連疾患(上記以外でも睡眠中のけいれん、異常運動などを含めて睡眠関連疾患にも対応可能です)
睡眠関連疾患の治療について
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近年、24時間型社会となり、日中の活動をする時間帯に眠気が強まったり、居眠りをする人たちが急増しています。日常生活に大きな問題を引き起こすことが多く、そのような眠気の原因としては、睡眠時間が足りない、あるいは時間的には十分眠っているつもりではあるが実はさまざまな身体の異変が有り、睡眠の質が良くない、などが考えられます。睡眠は、量と質の両面からとらえる必要があります。

診察の流れ
  • ご予約はお電話で(完全予約制) 予約ソーシャルワーカー TEL 011-762-4111
  • 受付時間:9:00〜17:00
  • 睡眠検査は診察後必要性に合わせて予約をお取りいただきます。

検査の概要

問診後、過眠や睡眠中の呼吸障害、異常行動、運動症状が疑われる場合、睡眠検査室で睡眠ポリグラフィの検査を行います。終夜睡眠ポリグラフ検査、24時間ポリグラフ検査、反復睡眠潜時検査、簡易モニター(パルスオキシメータ)など、疑われる疾患によって組み立てます。

  • 1泊2日:むずむず足症候群、睡眠時無呼吸症症候群など
  • 2泊3日:レム睡眠行動障害、睡眠時遊行症など
  • 2泊3日で3日目に反復睡眠潜時検査と心理検査:ナルコレプシー、特発性過眠症など
入院検査費用の目安(3割負担の場合)
  • 1泊2日:25,000~30,000円程度
  • 2泊3日:30,000~35,000円程度

※検査、処方、食事の内容などによって前後致します。ご了承ください。

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睡眠検査室

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睡眠解析室

スタッフ
臨床検査 治療の流れ.jpg 日本睡眠学会認定検査技師2名、臨床検査技師1名の計3名で電極等の装着、解析を行い、その報告を受けて、学会認定医が診断、治療を進めていきます。
入院検査のスケジュール
睡眠関連疾患の治療
  • 睡眠衛生指導。主に睡眠日誌を用いて行います。
  • 薬物療法
  • 環境調整
  • 持続陽圧呼吸療法(CPAP)
治験の案内
  • 当院では『不眠症』に関する治験を実施しております。
    ご興味のある方は下記URLよりご確認のうえ、ご応募ください。

外来診療時間の案内

初診● 再診○

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 第2土曜日
午前
午後
活動状況 2019年
10月 睡眠健康推進機構による睡眠講話 新ひだか町
9月 生体リズムの観点からとらえた睡眠障害の治療 札幌WEBセミナー
8月 睡眠関連疾患をめぐって エーザイセミナー
こころとからだ、眠りとの深い関係 西区健康講座 西保健センター
7月 ベンゾジアゼピン再考 北海道精神神経学会研修会シンポジウム
加齢・性差を考慮した不眠の対処法 日本精神科医学会学術大会ランチョンセミナー
2月 生体リズムの観点からとらえた睡眠障害の治療 江別医師会