部署紹介

当院には、いろいろな症状で悩んでいる、さまざまな年齢層の方々が受診されています。

ご家族の想いやご本人の意思を尊重し、総合的な判断のもとに段階に合わせた的確な医療をお届けしています。

外来診療
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私たち外来看護師は、当院の窓口として入院や外来受診、精神科訪問看護、精神科デイケア、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理師とともに連携をとりチーム医療を提供し、通院されている皆様が安心して日々の生活が送れるように皆様の一助として精一杯の力を注いでいます。精神科を受診される方は様々で、病気の種類も現れる症状も一人ひとり異なります。皆様が自分らしく生き生きとした生活を送ってもらえるよう、経験豊富な看護師が皆様と一緒に考え丁寧に支援いたします。

退院された患者様におかれましても、病棟との連絡を密にとり、退院後の生活においての不安の解消、心配事に注意深く対応しております。

地域で生活していて不安が強く日々の生活にお困りの方、孤独で誰にも相談できずにお部屋に閉じこもりがちな方、社会復帰を考えていても一人ではどうして良いかわからない方等、当院精神科訪問看護は、多様な職種で構成されており、経験豊富な訪問スタッフが、皆様の希望や、気持ちに寄り添いしっかりサポートいたします。

急性期病棟
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集中的な治療を行い、早期の社会復帰を目指しており、入院期間はおよそ3ヶ月程度を目安としております。

閉塞的な環境にならないよう、病棟内の一部を天窓にするなど明るい療養環境を心がけています。

回復期病棟
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薬物療法、精神療法のほか、作業療法士が指導し運動や手工芸、季節感を取り入れた園芸などの作業療法も行っています。

また、睡眠専門外来で実施する、終夜睡眠ポリグラフィー検査等はこの病棟で実施しております。

精神療養病棟
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服薬習慣や再発徴候への対処方法、着衣や金銭管理など基本的な生活技能を身につけることで症状の改善と社会生活機能の回復を図っており、音楽を聴きながらの食事の工夫、フレイルに介入するため筋力低下防止のためのウォーキングや生活上のリハビリテーション等に取り組んでいます。

薬局

精神科領域の治療は薬物療法が中心的です。他科に比べ薬剤の比重が高い傾向にあるため、殊更正しい薬剤の服用が重要となります。
薬局では嚥下状態が悪い患者様が服薬する薬の形状を見直し、薬剤の数量調整等、患者様への服薬負担を軽減することを目指しています。
そのため可能な限り病棟に出向き、患者様へ直接説明を行ったり、医師への新薬提案などに取り組んでいます。
また、近年ですと高齢の患者様は生活習慣病の治療薬を服用しているケースが多いことから、
持参薬の調査及び飲み合わせの危険性等に注意することを心がけております。
薬に関してご不明な点が御座いましたら、いつでも気軽にお声かけください。

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臨床検査
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我々臨床検査部門では心電図や脳波検査の他、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)といった睡眠を妨げる様々な原因を調べる検査を行っております。
PSG検査では脳波や心電図はもちろん呼吸やいびき、酸素飽和度など様々な生体活動を一晩にわたり測定します。
この検査結果から睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害といった睡眠障害の診断が可能となります。
入院日数は症状によって変わり、1泊2日か2泊3日の日程となります。
当院は日本睡眠学会認定機関として日本睡眠学会認定医と日本睡眠学会認定技師が在籍し、専門的な検査及び診断を行っております。
睡眠についてお困りの際は是非当院にご相談ください。

心理検査

心理検査室やデイケア等様々な部署で活動しています。 心理検査室では、主に心理検査やカウンセリング、他部署との連携プログラムを行っており、認知機能や性格の特徴を把握して、患者様に合った治療方法を見つけるヒントにしたり、自己理解に役立てて頂いたりしています。
カウンセリングでは、認知行動療法を主体として、柔軟な考え方・コミュニケーションスキル等について話し合い、不安や落ち込みなどのつらい気分の改善、悩みの解決に向けたお手伝いをしています。

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栄養科
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栄養科では、「患者さんが喜ぶ、心も体も喜ぶような食事を、心込めて作る」をモットーに、食が単なる栄養素の補給ではなく、食べる喜びや生きる喜びにつながっていると考え、季節の食材や行事食メニューの充実を図り、食事が入院中の楽しみになるよう心がけています。
また、当院には「日本精神医学会認定栄養士」が勤務しており、より質の高い栄養管理ができるように管理栄養士の資質向上にも積極的に取り組んでおります。
栄養科の取り組みの一つとして入院、外来ともに糖尿病など食事療法の必要な疾患を抱えている患者様とご家族を対象に、栄養食事指導を行っています。
患者様の日常を考慮し、解りやすい説明を心がけ、簡単且つ継続可能な方法を、皆様と相談しながら提案します。
具体的な相談で無くとも構いません。少しでも興味をお持ちでしたらお気軽にご相談ください。

作業療法

作業療法では「こころ」「身体」「生活」を対象としたリハビリテーションを医師の指示のもと、作業療法士が中心となり行っています。
リラクゼーション、認知リハ、運動、手工芸、レク、整容、音楽など豊富なプログラムの中から、患者様のご希望に沿って内容を選択します。
入院中だけではなく、退院後も患者様が自分らしく笑顔で生活できるように援助いたします。

患者様と共に作業、会話を行い【心身の困りごと】【余暇の充実】を心がけています。

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デイケア(通所)
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外来通院の患者様が社会復帰を目指す訓練ができる居場所として活動しています。
月曜~金曜日までスポーツや創作活動、外出イベントなど個人活動と集団活動を交えたさまざまなプログラムを提供しております。
院内の各部署職員もインストラクターとして参加しており、精神保健福祉士がヨガを、公認心理師がアロマリラクゼーションを行うなど色々なプログラムに取り組んでいます。
参加された方々から「心地よい」「頭の中がスッキリした」と好評です。興味のある患者様は是非見学にいらっしゃってください。

地域連携

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医療相談室

医療相談室では、精神保健福祉士の資格を有するソーシャルワーカーが、患者様やご家族様が抱える様々な悩みや不安に対し、寄り添い、どう感じているのか、本当はどうしたいのかを丁寧に伺い、一緒に考え、安心できる生活・よりよい暮らしのお手伝いをします。
患者様やご家族が、困りごとを抱えたまま社会から孤立することがないよう、お力になりたいと考えております。
個人情報の管理やプライバシー保護は厳格に務めていますので、相談に躊躇してしまいそうな身近な出来事や経済的な事、生活でのお困り事も安心してご相談下さい。
また、初診患者様の相談窓口でもありますので、症状にお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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訪問看護
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【患者様を医療と福祉の両面で支える】という考えをモットーに、看護師、作業療法士、精神保健福祉士等複数の職種が活動しております。
訪問看護実施時には自宅で本人を面談するだけではなく、ご家族のお話にも耳を傾け、問題解決に取り組んでいます。
訪問看護の対象となる患者様の多くは、統合失調症、高次脳機能障害、うつ病などの疾患を抱えており、医師が訪問看護を必要と判断した患者さんです。
年齢は20代から80代までと幅広く、「地域での生活に不安や苦労を感じている」「薬の服用が難しい」「家族と衝突してしまう」など、さまざまな悩みを抱えています。
退院して自分がやりたかったことを実現するため、何から始めるべきかを一緒に考えます。

パルティール

パルティールは共同生活援助施設で、退院後の日常生活を送るうえで必要な生活上の援助を行う入所施設です。職員は4名で、土日を含めて毎日計画的に援助を行っています。
お部屋は男女各5室あり、各個室にはトイレと洗面所があります。お風呂、食堂は共同で利用します。
「パルティール」とはフランス語で「出発する」「はじめる」を意味する言葉です。
「退院したいけど、一人暮らしをするのは不安だ」「頑張るって、何を頑張るの?」など将来の生活に不安を抱えることがあると思います。パルティールでは「人生の主役は自分であること」を忘れずに、自分で選択していくことを大切に考え、様々な物事をサポートしていきます。

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