- 地域における精神保健福祉対策の中で、民間精神病院としてその一環を担い、他の機関施設と連携しながら医療活動を行う。(地域における病院の位置づけ)
- 療養環境の向上を図るとともに、安全で信頼される医療を提供する。(良い環境と安全な医療を提供)
- 患者さんの立場に立った思いやりのある医療と保護を行ないその人権に十分配慮する。(医療担当者の心得え)
- 地域の精神保健対策に協力し、精神科救急医療に力を入れる。(地域での役割)
- 急性期にある患者さんに対しては急性期治療病棟における医療の充実をはかり早期の回復と退院をはかる。(地域での役割)
- 長期療養の患者さんに対しては継続性のある医療と働きかけを行ない社会復帰をはかるとともに、地域の理解を求めながらその社会生活を支援していく。(地域の理解)
- 安全な医療を行っていくため医療安全管理委員会を中心として研修を重ね医療事故防止に努める。(医療安全)
- 患者さんが必要とする医療情報を提供するとともに守秘義務を守り患者さんの個人情報を保護する。(患者さんの権利)
- 患者さんの治療に当たっては、身体面、心理面、社会面なども考慮した「チーム医療」を進めていく。(教育・倫理)
- 職員は研修・研究を重ね、思いやりと奉仕の精神で患者中心の医療を行っていく(教育・倫理)
- 職員は、奉仕の精神で医療サービスを行い思いやりの気持ちで患者さんに接する。
- 患者さんの人権を尊重し、守秘義務の順守とプライバシーの保護に努める。
- 専門知識の習得と技術の向上に努め、安全で質の高い医療サービスと目指す。
- 医療サービスを行う場合、患者さんの意思を尊重し、十分な説明のうえ同意して頂く。
- 地域における公共的役割を認識し、精神保健福祉活動を推進する。
私達は患者さんの権利を尊重し、患者さんの医療に対する主体的な参加を支援してゆきます。
患者さんは、個人の背景の違いや病気の性質にかかわらず良質で安全な医療を受けることができます。
患者さんは、自分の病気の診断や治療について、分かりやすく十分な説明を受け情報を得ることができます。また、セカンドオピニオンを求めることもできます。
私達は精神保健福祉法に基づいた医療を提供します。そのなかで、患者さんは提示された治療方法などを自らの意思で選択することができます。
患者さんの医療に関する記録、個人情報及びプライバシーは保護されます。
患者さんには、医療提供者に対して、自分の健康に関する情報を正しく伝えるとともに他の患者さんの治療や病院職員による医療提供に支障を与えないよう協力する義務があります。
当院では、患者さんそしてご家族にも安全な医療を提供するために下記の事柄についてお願いしております。
診断・検査・治療などでわからないことは、医師にお聞き下さい。質問したいことをあらかじめ紙に書いていただくと便利です。
治療方法に関すること、輸血に関する希望、宗教的なこと、ドナーカード等、意思表示がある場合にはあらかじめ表示して下さい。救命医療が最優先されます。その中で患者さん自身の意思表示が明確かつ有効な場合はその意思を尊重します。ご本人の意思表示が不明のときは、家族の希望をお聞きします。
「主治医の説明だけでなく、他の病院の医師の意見も聞いてみたい」ということがありましたらお話し下さい。
内服薬をお配りする時など、お名前を名乗っていただいております。点滴ボトルや内服薬等に自分の名前が書いてあるかどうか、確認して下さい。
日頃から、転倒したりベッドから転落のおそれの多い方はお申し出ください。相談の上対処いたします。
他の診療科を受診したいときは、必ず医師または看護師にお話し下さい。必要性や緊急性を考慮して、主治医が他科受診依頼を行います。
遠慮なく、医師や看護者にお話し下さい。できる限り対応します。ただし、投薬量には限度があること、状態によっては投薬できない場合があることをご理解下さい。不安の内容によっては、他の医療機関を紹介させていただくこともあります。
入院および外来で「不明・不安・不満なことがあり、まず相談に乗ってほしい」ということがありましたら、医療相談室職員にお話し下さい。医療相談室では、精神保健福祉士(PSW)が社会福祉制度、経済的な問題、意思表明の問題、他の医療機関の紹介などについて、相談援助を行います。
医療相談室だけではなく、当院では「ご意見箱」を院内各所に設置しております。ご意見・ご要望・苦情など、なんなりと投函して下さい。